【転職】看護師からモニターへの転職〜CROモニターと製薬会社モニターの違いについて〜

こんにちは!凛です🌸

看護師からモニターに転職するときに、迷うのが勤務先。

受託型、派遣型、そもそもCROと製薬会社…いくつか種類があるのですが、違いについてご紹介します🧸

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CROと製薬会社(メーカー)

まず大きくCROに所属するか、製薬会社に所属するかで2つに分かれます。

そもそもモニターって何をするの?!と言う方は別の記事でご紹介しているので、参考にしてくださいね❄️

CROとは?

CROとは製薬企業が行う臨床試験を支援する組織のことを指しますが、

わかりやすく言うと、製薬会社(=治験依頼者)から治験を受託している会社になります。

未経験者のモニターを募集しているのは、ほぼ100%と言っていいほどCROになります。

各製薬会社から依頼を受けるので、CROのモニターとして働くことで、分野の治験を経験することがです。

また、分野だけでなく、比較的短期間で様々なフェーズを経験することができます。

治験には第1相(健康な成人に投与)、第2相(少人数の対象の患者さんへ投与)、第3相(多数の患者さんへ投与)という

3段階があるのですが、CROでは複数のフェーズを担当します。

と言ってもほとんどが第2,3相です。

CROは働き方も少しパターンがあります。

CROのモニター

受託型CRO

上記で説明したように、CROに所属して、依頼者からの指示で治験業務を実施する形態になります。

依頼者の手順に従ってモニタリング業務を実施することがほとんどですが、

海外の依頼者の場合、CROが国内の治験管理人になって、CROの手順に従ってモニタリング業務を行うこともあります。

CROのほとんどが受託型です

派遣型CRO

読んで字の如くですが、CROに所属はするのですが、製薬会社に派遣されてモニタリング業務を行う形態です。

依頼者の手順に従ってモニタリングを実施することはもちろん、

勤務時間や規則なども基本的には製薬会社に従います。

ただ、給与はCRO基準ですね!

余談になりますが、私は受託型、派遣型を両方持っているCROに所属をしているのですが、

派遣型の部署に所属した同期もオフィスは一緒ですよ!

製薬会社のオフィスではなく、CROのオフィスで働いています。

CROによるのかもしれませんが、製薬会社のオフィスで働く場合もあるのだろうか・・・🤔

看護師から転職のときに”派遣型CROで派遣先に引き抜かれるかもしれないからメーカー勤務希望なら派遣型!”という記事を見たことがありますが、今の私からすれば「そんなことあるかい!」と言う感じです。笑
いったい何%の確率のことを言っているのやら…苦笑

CROのメリット

  1. いろんな分野とフェーズに挑戦、経験ができる
  2. 依頼者(メーカー)の特徴を見ることができる
  3. 安定している

主にこの3点でしょうか。

いろんな分野とフェーズに挑戦、経験ができる

受託型CROの場合は、色々な依頼者から受託するので

試験が多種多様で、自分の興味がある分野・フェーズの希望が出せます。

上司と月1回の面談があるのですが、1つの試験の終わりが見えてくると次はどんな試験がしたい?なんの分野に興味がある?と聞かれます。

いいことかもしれませんが、それだけリソースが足りていない(モニターに対する試験数が多すぎる)状況なので

少々恐ろしいですよね…苦笑

私は興味のある分野を聞かれたところで、モニター経験が少なすぎて、いつも答えることができません。

だからこそ、依頼者(メーカー)で勤務して分野を絞るより、

色々経験できるCROでよかったかなと今になって思います。

依頼者(メーカー)の特徴を知ることができる

これも、今後のキャリアを考えたときに大きなメリットだなと思いました。

いろんな依頼者の下でモニタリング業務をするのですが、

本当に、依頼者ごとによって全然違う…!

基本的には同じ流れを辿っているはずなのに、結果に辿り着くまでの過程が依頼者ごとに違いすぎてびっくりです。

すっごく細かい依頼者さんもあれば、ゆるゆるで、これはGCP的に大丈夫なのか…?と疑問を持つくらいの依頼者さんもいます。

もちろん、依頼者との会議もありますので、社内の雰囲気も少なからずわかります。笑

あと何気にメールの返信を見ていても、感じるところはあります。

自分が将来メーカーに転職するときの参考になるな〜と思います

安定している

何を持って安定とするかは人によりますが、COVID-19の影響で少なからず不安定な世の中ではあります。

受託型のCROであれば、依頼が途切れることがなければ、仕事は十分あると思います。

いつもオーバーワークです。苦笑

また、薬の開発には莫大なお金がかかります。

1施設で数百万単位なので、1試験で数億〜数十億単位でお金が動きます。

そんなにお金がかかるのに、試験がうまくいかないとなって開発中止となると、

想像もつかないくらい大変なことになります。

中小企業は不安定なイメージがあるのですが、大企業のメーカーとなると就職も難しく…

何を大切にするかという見極めがとても重要です。

製薬会社(メーカー)のモニター

製薬会社は自分の会社で開発している薬剤がありますので、その薬剤の第1相〜承認申請まで、

全てのフェーズを経て、薬が世の中に出ていく流れを経験することができます。

また、CROのように依頼者に合わせた手順の把握をしなくても良いのは羨ましいな〜と思います。笑

依頼者によって、独自の手順やシステムがあるので、試験を掛け持ちしていると頭の中がごちゃごちゃになります。笑

製薬会社のメリット

  1. 給与と福利厚生面
  2. 関われる分野の専門性が高い
  3. 業務面で融通がききそう

給与面と福利厚生

なんと言ってもCROと比較して給与面が全然違うと思います。

それに伴って、求められる知識量や専門性、責任も高くなるとは思いますが・・・

また、福利厚生も製薬会社の方がCROより充実しているイメージがあります。

外資系のCROだと住宅手当すらないですからね…そのぶん外資系CROは内資系CROよりお給料がいいので、住宅手当の代わりでしょうか。

関われる分野の専門性が高い

CROが広く浅くと言うイメージですが、製薬会社はその逆です。

上記で説明した通り、開発〜承認申請までその薬が育っていく様子を見ることができます。

その分野で何十年と経験することもあるかもしれませんので、まさにエキスパートですよね!

第2相や第3相は数年単位の試験です…!

CROはひっきりなしにモニターが変わるので、1つの試験を最初から最後まで担当することは稀なように感じます。

試験どころか、担当施設もしょっちゅう変わります。
把握するのがめちゃくちゃ大変…😩

業務の融通がききそう

これは完全に私の予想なのですが笑、

CROは何かをするたびに依頼者確認、依頼者承認…とにかく確認や承認が多い!!

何かと余計に取られる時間がありすぎる!

まあ受託しているので当たり前なんですけどね…

依頼者側にいたら、すぐレスポンスがもらえそうでいいな〜と勝手に思っています。笑

承認も急いで欲しい!とか、ここだけ確認してほしい!とか、ちょっとした融通もききそうで、

その辺りのストレスはなく業務できそうだな〜と。笑

看護師から転職しようとした時、私はCROではなく絶対メーカーがいい!!と決めつけていたところがありました。

確かにメーカーの方が給与や福利厚生もいいし、ネームバリューがありますからね!

ただ、CROで勤務してみて、いろんな依頼者さんをみて笑、色々吟味できるので視野が広がってよかったなと思います。

いきなり製薬会社に勤務して(したくても相当優秀じゃないとできないですが笑)、

自分の興味がない分野で数十年仕事するとか、多分無理だな〜と思ったりしています。

今はCROのモニターとして数年勤務していますが、職場の先輩に

給与がいいと言うことはそれだけ業務量が多いってことだから、

注意が必要だよ〜と注意されたことがあります。笑

この業界は転職すればするほど、雪だるま式にお給料が上がっていく傾向にあるのですが、

その分即戦力としての活躍を期待され、業務を乗せられがちなので、気をつけなければいけません。

モニター、潰れて休む人が意外と多い…
体感として、看護師よりも病む人が多い感じがする。

選択肢が多くて悩むことが多いと思いますが、しっかり情報を集めて自分なりに吟味してくださいね🧸

看護師から転職するときにお役に立てたら嬉しいです\♡/

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